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:: 2013/02/04(Mon)

fotologue386.jpg
2013



最近なんだかプライベートではシンプルなものばかり撮るようになってきた。

呑んでるときは酔いで混ざった景色が欲しくなるけれど
一人でドライのときはいたってシンプルですっきりしたものが好みだ。

シンプルな中に含みやいろいろな味があるようなものに妙に惹かれている。


料理も最近は塩しか使わないことが多い。
とくに素材が良いときはほぼそうしている。

この間友達からいただいた熊本産のほうれん草は塩で炒めただけにも
かかわらず豊かな甘みと滋味というのかそういう豊潤な奥に広がる味が
口の中一杯に広がりそれだけで幸せを感じた。

実家の山口県から送られてくる自家製の野菜もやはりそうしている。
実家のキャベツは塩と卵で炒めるだけでうまい。

もちろん手を加える時もあるが僕の舌の感じではシンプルにするのが
素材の味がわかる気がする。


そんな野菜達を咀嚼しながら自分の作る物のことを考える。

シンプルであるか?
砂糖を入れすぎていないか?
味の素でごまかしていないか?

いろいろと考えの尺度はあると思うけれど野菜でいうなら穫れたて。
もの作りでいうなら最初に感じた直感的に見えてくる風景みたいなものが
シンプルで良いのではないか?

ふと気がつくと調味料を足している僕がいる。

もっともっとシンプルに素材の味を伝えられ、直感的に見えてくる風景が
描けるように精進してゆきたいと願うけれど、まだまだ遠い。

欲がある。

毎朝起きるたびに僕は引っかかっていることはないかと自問自答する。
きまって山ほど出てきて嫌になる。

そんな引っかかりもすべて僕自身の欲から発している。

シンプルに徹してゆきたい自分といろいろな欲にまみれた自分。

僕は毎朝粉のインスタントコーヒーに小さじ山盛り二杯の砂糖を入れた
甘くて真っ黒なコーヒーを飲みつつタバコをふかしそんなことを考えている。

いつかもっともっとシンプルになれれば、もうすこしばかり
日々の暮らしが豊かにそして奥行きのある滋味あふれたものになるのかと
静かに願いつつ今日もまた暮らしている。

この一枚の写真を撮った時にいろいろと考えてしまった。

僕はアウグストザンダーのポートレイトが大好きだ。
ポートレイトの中ではおそらく一番好きだと思う。

その人そのものが写っている、シンプルに写っている。
バックグラウンドが滲み出てくる。

写真集は持っていないけれど、たまに雑誌なんかで目にした時は
はっとしてしまうくらいの滋味を秘めている。

憧れてしまう。

それもまた欲なのか...

日々こつこつとひとつひとつの暮らしのなかで
僕が紡げるものを紡ごう。

それが出来れば幸いか。













  1. photograph & diary
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