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a greenhouse :: 2013/04/25(Thu)

井の頭熱帯鳥温室
井の頭熱帯鳥温室-002



いろいろと迷う時にふらりと撮影に行きたくなる場所がある。
吉祥寺井の頭動物園の熱帯鳥温室だ。

写真をずっと撮っているとたまに僕自身の撮りたいもののフォーカスがあわなくなる時がある。
そんなときはうだうだ考えずにこれは好きだ、まざりっけなしの好きだというものを撮るようにしている。
そんなものの一つがこの写真の吉祥寺井の頭動物園の熱帯鳥温室だ。

ガラス張りの建物の中に入るとむっとするような植物の匂いと重たく湿った空気が充満している。
コンクリートだとおもうのだけど、回廊の天井はほとんどアーチを描いておりそこがまた僕のこころを
とらえる。

ここはとてもよいくたびれかたをしているなと毎回訪れるたびに感じる。

廃墟にはあまり前向きな興味はなく廃墟みたいなのにまだ人が植物が動物が息づいてまざりあって
呼吸をしている空間が好きなのだ。

一面ガラス張りの天井にはいろいろなツタやらコケやらが絡み、時間の足跡のようなクモリが
射し込むひかりを妙に親密にやさしくしてくれている。

二階の回廊の真ん中あたりに長椅子がおいてあり、僕はそこでとにかく何も考えず
好きに浸れることができた。
そうすることが必要な時が人にはあると思う。

僕にとっては充電器のような場所なのだ。


そんな場所がどうやらなくなるようだ。
もしかしたら改装かもしれないがとにかくもう少しで見れなくなる。

吉祥寺といえば焼き鳥いせやの公園店が改装になるときも同じだった。
いせやもやはりそういう好きな場所だった。

どんどんどんどんそういうものが減ってきているな。

いつかは朽ち果て移り変わってゆくなんていうことは頭ではわかっているのだけど、
あまりにも近い場所だと妙に寂しさを覚える。

シャッターを押しカメラのCCDに絵を焼き付けると同時に記憶にも焼き付ける。

そんなことをしていたらいつもよりもっとここが親密な場所になった気がした。
  1. photograph & diary
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